フリーランスになってまずやったことは、今までやろうやろうと忙しくて時間がないことを理由にして諦めていたことをやっていくこと。

それがデザインフェスタへの出展でした。

なんとデザインフェスタに出展したいと思った頃から10年近く経過していたのです。
どんだけ腰が重いんだっていう話ですね・・・笑

私は学生時代に絵本を描いていました。
個性的なバナナ達が夢を叶える「ばななたろう」という絵本です。
この作品を生み出した後に何も動けていなかったので作品の育児放棄をしていたなぁと反省しています。

そんな私がデザインフェスタに初出展して、準備したこと感じたことを紹介していきますので、
出展を考えている人の参考になれば嬉しいです。

準備したもの

デザインフェスタ初出展ということで、私の「ばななたろう」という作品はもちろん誰にも認知されていない状態です。
(今もそんなに認知されてないけどね笑)

なのでブース装飾は主にPRを目的として自分なりに構成しました。
今回用意したツールはこちら!

〈ブース〉
Mブース(W1,800mm×D1,800
※今回はMブースが一番小さいサイズでしたが、おすすめはSブース

〈装飾・ツール〉
・背面壁(レンタル)
・イス(レンタル)
・タイトルとキャラクターが描かれた大型タペストリー
iPad(絵本を動画にしてループ再生)
SNS宣伝用フライヤー(A5サイズ)
・無料ぬりえ(家で印刷)
・名刺

〈商品〉
・絵本「ばななたろう」
・メッセージカード(5種セット)
・ポストカード(5種セット)
・ステッカー(5種)
B5ノート

〈その他〉
・お釣り
・ちょっと席外してますプレート

私が参加した「デザフェスフェスタ vol.53」は、いつも行なっている東京ビッグサイトではなく青海展示棟という会場で行われました。

vol.53ではSブースという小さいサイズのスペースはなく、Mサイズと少し大きいスペースでの展示でした。
次回のvol.54では東京ビッグサイトで行うため、商品が多くなければSサイズでも十分かなと思います。

今回用意した装飾の中で一番効果があったなと感じたものが「タペストリー」でした。
展示会中に印象的だったのが、ブースの前を通る人が「ばななたろう!」と口ずさみ、クスっと笑ってくれたり、可愛いと言ってくれたということです。
足を止める方もいるけど、通りすがりに反応してくれる方が多いという印象でした。
背面にタペストリーがあることで賑やかしにもなるので作っておくといいかもしれませんね。

今回商品を陳列する際に非常にお世話になったのが、DAISO」と「IKEAです!
紙袋、ラッピング、値札、バナナの置物などほとんどのものは「DAISO」で揃えることができました。

改めてすごいなぁ〜、100均!

そしてホームセンターなどを回ってもちょうどいいサイズがなかったこれです。

パーツは別で購入することになりますが、これがあるとお店感が出ます!
こんな風にフックをつけると雑貨屋みたいな雰囲気が出るのでオススメです。

そして、出展されている方々でも結構使っていた商品がこちら

これはキッチンッコーナーにあったので、多分お皿を置くものなんですが見てください!
本を立てかけることができるんです!

他にも木のトレイやスタンドなんかも購入しました。
コスパも素晴らしいので使ってみてはいかがでしょうか。

販売するにあたり必要なのはお釣りです。
カード払い用の端末を持ってきている人もいましたが、初出展の場合は現金のみで問題ないかと思います。

まず、商品の価格はなるべく500円に揃えるという工夫をしました。
なるべくお釣りの種類を減らすためです。
500円では高すぎるというものはセットにしました。

基本的に両替は銀行の両替機で事前に準備します。
用意している商品にもよりますが、
五千円札 10枚、1000円札 50枚、500円玉 50枚を準備しましたが、実際のところ会期中に不足することはなかったです。
最悪、自動販売機やコンビニで何か買ってくずしましょう笑

1人で出展する方にはあったらいいアイテム
「ちょっと席外してますプレート」

プレートでなくてもいいのですが、お客さんがわかるようにしておけばOK!
これがあれば会期中にもトイレに行けますし、ちょっと他のブースを覗きに行ったりもできます。
商品を布で覆うとか貴重品は持っていくということはもちろん必要ですが、ちょっと安心できるアイテムです。

ツール・グッズの制作

ツールの制作は基本的に「グラフィック」や「アクセア」という印刷会社を利用しています。
結構利用している方は多いのではないでしょうか。
何よりも価格が安いですし、納期が早いです。

当日までまだまだ時間があるな~なんて思っていて、2週間前にやばい!と焦ってやっても全然間に合います。

グッズの制作は、「CORNER PRINTING」というところを使っています。
商品の種類も豊富ですし、プライベート用でもTシャツを作ったりしています。
納期は少しかかるのでグッズを先に作ってしまうのも手かと思います。

初出展の方はグッズ制作でテンションが高くなり、色々な種類のグッズを作ったり、多めに発注したりするかもしれませんが、
展示会後に大量の在庫を抱えることになるので少し高まる気持ちを抑えましょう。
私は紙に一覧を書いて冷静になることに成功しました笑

ただ、デザフェス後にBASEなどで自分の製品を販売する方や次回の分も作っておくという方には、
多めに作っておくのもいいかもしれませんね。

設営作業(セッティング)

当日は朝から準備があるので結構慌ただしいです。
お昼前にはお客さんが来てしまうので、早めに会場に入る必要があります。
ちなみに荷物はあらかじめ宅配業者を使って送っておくと、移動がだいぶ楽になります。

小さいブースであれば1時間くらいでセッティングは完了してしまうかと思います。
セッティング後は他の出展ブースを見て回るのもいいと思います。
SNSで宣伝していたこともあって、会話してくれる方もいらっしゃいました。
展示方法や商品の展開など参考になるブースがたくさんあるのでとても参考になります。

いざ、開場!

人気のあるブースはお客さんが開場と同時に走ってきて長蛇の列を作るほどです。
お昼頃には完売して、片して帰ってしまうということがあり、あれには正直驚きました…。

自分のブースにはお客さんが常にいるというほどではないので、基本的には暇でした笑
中々声をかけづらいかもしれませんが、お隣のブースの方とお友達になるのが大事だと思います。
私はお隣さんに救われました(話しかけてよかった・・・)。

出展してよかったこと

お客さんの反応がその場でわかることが一番のメリットかと思います。
私は前職で展示会のブースデザインやマーケティングを担当していました。
そのクセもあり、会期中はどのような方が購入してくれたか、どの層の方が反応をしたかなどメモを取って分析していました。

ネット販売ではできない対面のコミュニケーションというのも大きなメリットです。
有名な書店の方や雑貨店の方と名刺交換したり、ブースの写真を撮ってもいいですか?と声をかけられたり、あなたの会社に入りたいと言われたり笑

私が今ブログで発信しているのも、お客さんの中でデザインの勉強をしているが、YOUTUBEではわかりにくいという声を頂いたのでブログで発信することに決めました。
色々な人の声を聞けただけでも十分出展した価値はあったかと思います。

今回、初出展してみてデザインフェスタというイベントはクリエイターのものすごいパワーが詰まったイベントだと感じました。
出展したいけど迷っているという方の参考になれば嬉しいです。またね~!

※『作者のひっそりブログ』は、過去の作者自身に向けてひっそりと書いているブログです。
記載しているブログの内容はあなた自身の何かの参考にしていただいても構いません。